コーラスライン

大ヒットミュージカルの映画化。
最初は時代の空気なのか演技者としてのテンションなのか、
何かに違和感を感じた。映画なのにミュージカル調で突然歌い出したり
するのにも。
でも審査のアピールという形で歌い踊り出した辺りから
引き込まれ、その表現力に圧倒された。
言葉の無力さを痛感していた今だからこそなのかも。
表現というのはコミュニケーションの手段。
その中のひとつに言葉があるのであって、伝える形態は他にも沢山あるという事に
改めて気づかせてもらった。

ラストの群舞「ワン」の華やかさの点では、明日の運命も分からないダンサーたちへの賛辞として映画版に軍配を上げたい。
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